大変長らくお待たせしました(誰も待ってないとは思うけど)
やっとの思いで後編が完成いたしました。
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―中編― はこちら
とある事情から治療を中断。
それ以来、少しづつ大人へと変化していた体も元通り。見た目は背の高い中学生。
二十歳を過ぎても初対面の人から「そこのボク!」とか言われるし…
(実話です(-ω-`;)
『なんで自分はこんな体なんだろう』とか、嘆いた回数も数知れず。
まぁ治療を受けても背が思うように伸びず、太るだけの人もいると聞くと、背が伸びただけでも十分幸せなんでしょうけど、理屈じゃ分かっていてもやっぱり辛かったです。
あの頃は…
しかし、お道のお話を聞かせて頂く度に心境に変化が表れました。
とある女性が居まして、その方は心臓病を患っているそうでして、ある日その方のお話を聞かせて頂きました。
「心臓病があったからこの素晴らしいお道の信仰が出来ました。病気も無く、何も困った事がなければここまで真剣に信仰させて頂こうとは思わなかったでしょう。どれ程お話を聞いても、上の空で聞いていた事でしょう。この心臓病は私の一生の宝です。」
教祖(おやさま)の時代に足の患いを救けて頂いたある女性が、少し手が震えて気になるので教祖の前に手を差し出して
「手に息をかけて頂きとうございます。」
と申し上げると教祖は
「息をかけるは、いと易い事やが、あんたは、足を救けて頂いたのやから、手の少しふるえるぐらいは、何も差し支えはしない。すっきり救けてもらうよりは、少しぐらい残っている方が、前生のいんねんもよく悟れるし、いつまでも忘れなくて、それが本当のたすかりやで。人、皆、すっきり救かる事ばかり願うが、真実救かる理が大事やで。息をかける代わりに、この本を貸してやろ。これを写してもろて、たえず読むのやで。」
と、お諭し下されて、おふでさき十七号全冊をお貸し下された。
この時以来、手の震えは少しも苦にならなくなった。
と聞かせて頂きます。
お道の先輩が「病気は前生(前世)因縁のさんげをすれば治るよ」と教えてくれた事が有りました。
ボクはてっきり神殿に座っておつとめをして前生のお詫びをする事だと勘違いしていましたが、おさしづを勉強させて頂きますと、
いんねんのさんげえ(懺悔)は、たんのうより無い。
と聞かせて頂きます。
どんな事も神様の御守護と喜ばせて頂く心を神様は受け取って下さると教えて頂きます。
身上の患いを嘆いてばかりいたボクでしたが、それ以来自分なりに喜んで通らせて頂こうと決心。
少し考え方を変えると本当に気持ちが楽になりました。
自分にどんな因縁が有るのか、前生どんな事をして来たのか。
前編で書いたように、友人の母親が自殺するのを見てショックを受けたのが原因でこの病気に掛ったと聞かされ、そこから考えると、恐らく前生に人を自殺に追い込んだか、相応の理由も無く人の命を奪ったか…
いずれにしろロクな事をやってないのでしょう。
人を相当苦しめた魂だと思います。
そうでもなければ、たまたま遊びに行った日に友人の母親が自殺して、たまたまボクだけがその瞬間を目撃してしまうなんて、あり得ません!
そう言う悪い因縁を、身上で果たせて頂けるのだからよく考えたら有難い事なんです。
そうして喜んで通らせて頂いていたある日の事、膝が痛くて階段の上り下りが困難になってしまいました。
話せば長くなるのですが、その膝痛から巡りに巡って…なんと!!
治療再開となったのです。(今では膝の痛みはスッキリよくなりました)
約2週間の検査入院を経て週に3回、自己注射の治療をしている現在に至るわけですが
(自分で腹に注射する。
普通にやればそれ程痛くはないんだけど…打つ瞬間に
ちょっとでも躊躇すると、とんでもなく痛い!!)
入院の前の検査で
医師から驚きの一言が!!
「藤太郎さん、今までいつ死んでてもおかしく無かったですね…」
ガ━━━━━(゚Д゚;)━━━━━ン!!!!
∑(゚□゚;)ガーン(。□。;)ガーン(;゚□゚)ガーン!!
ちょ~~っと、びっくりしました!
え~~~と~~~~、
詳しい内容は覚えて無いのですが、コルチゾールとか言うものが有りまして、それがボクは極端に少なかったらしく、ほんのちょっとした高熱で死に至る可能性もある程の数値だったそうです。
確かにちょっと風邪をひくとメッチャンコだるくて、いつも1週間から1週間半は寝込んでいました。
病院行くにも大騒ぎで、フラフラになって誰かに車で乗せてって貰ってました。
小さい頃から体が弱かったから、自分はこんなモンかと思ってましたが…その数値が原因だったんですねぇ。
医師から「この薬だけは絶対に飲んで下さい」
と頂いた薬を飲み始めてからは徐々に効果が目に見えて来て、実に数年ぶりに風邪をひいても寝込まない日を迎える事が出来ました。
二次成長の治療も再開し、今これまた徐々に体に変化が表れています。
ふと、考えた事が有ります。
もし自分がこの病気を患っていなくて、因縁通りだったらどんな人生だったか。
普通に考えても何事も無く通れる身ではありません。
こうして身上に代えて因縁を果たせて下さるのだから、もしこの病気が無く、健康体だったら最終的にはさらに苦しい思いをしていたのでしょう。
医者の先生が言った言葉
「今までいつ死んでてもおかしく無かったですね」
これはもしかしたら、ただ医者の言葉と言うだけでなく、『ボクが因縁通りだったらどうなっていたのか』を、医者の口を通して神様が教えてくださった言葉なのかも知れない。
「今までいつ死んでてもおかしく無かったですね」
それが病気なり、事故なり、
自分の因縁通りならとっくに他界していたかも知れないところを、身上の患いで因縁を果たせて頂ける。
それはものすごい御守護であり、この病気こそがボクの『人生最大の御守護』なのかも知れません。
この御守護に感謝し、これからはどんな事があっても全ては神様にもたれ、神様にお任せして、たんのうの心で通らせて頂きたい(つもり)です。